「学園祭の模擬店、今年は焼き鳥をやろう!」
「地域の夏祭り、ビールのお供に焼き鳥があれば絶対に売れるはず」
イベントにおける焼き鳥は、原価率が低く、匂い(煙)で集客できるため、まさに「ドル箱メニュー」です。 しかし、家庭用のホットプレートで焼くわけにはいきません。大量の注文を捌くには、業務用の「焼き鳥器(グリラー)」のレンタルが必須です。
ここで幹事様を悩ませるのが、「ガス式にするか、電気式にするか」という問題です。 「電気の方が手軽そう」と安易に選ぶと、当日ブレーカーが落ちて営業停止……なんてことも。
今回は、イベント成功の鍵を握る「熱源の選び方」と、ガス式を選ぶ際の最大のハードルである「プロパンガスの手配」について詳しく解説します。
行列を捌くなら「ガス式」一択である理由

結論から言います。 野外イベントで、1日数百本単位で売る予定なら、迷わず「ガス式」を選んでください。 その理由は、「火力」と「回復力」の違いです。
- 圧倒的な火力で「カリッ」と焼ける: ガス式の強力な直火は、肉の表面を一瞬で焼き固め、中に肉汁を閉じ込めます。 一方、電気式(特に100Vタイプ)は火力が優しいため、焼けるまでに時間がかかり、水分が抜けてパサパサになりがちです。
- 温度が下がらない: 冷凍の焼き鳥を網に並べると、鉄板の温度は一気に下がります。 電気式は温度が戻るのに時間がかかりますが、ガス式ならハイパワーで焼き続けられます。 行列ができている時に「なかなか焼けない」というのは、お客様にとってもスタッフにとっても地獄です。
「電気式」が輝くのはこんなシーン

では、電気式はダメなのかというと、そうではありません。 以下の条件なら、電気式の方が優れています。
- 屋内(体育館や教室)での出店: 火気厳禁の場所でも使える。
- 販売数が少ない: 1時間に20〜30本程度なら電気でも十分。
- 煙を出したくない: ガス式に比べて煙の量が控えめ(完全にはなくなりません)。
※注意: 業務用の電気焼き鳥器は消費電力が高い(1000W〜1500W)です。 タコ足配線をすると一発でブレーカーが落ちます。必ず壁のコンセントから単独で電源を取ってください。
【最重要】レンタル品に「ガスボンベ」は付いてこない

ガス式を借りる際、絶対に知っておかなければならないルールがあります。 それは、「レンタル会社は、ガスボンベ(プロパンガス)を送ってくれない」ということです。
ガスボンベは「高圧ガス保安法」という法律により、宅配便での配送が禁止されています。 つまり、焼き鳥器本体はレンタルで届きますが、ガスだけは自分たちで現地調達しなければならないのです。
どうやって手配するの?
イベント会場の近くにある「プロパンガス販売店(ガス屋さん)」に直接電話をして、「イベントで使いたいので、〇kgのボンベを貸してください」と依頼します。
しかし最近は、保安基準の厳格化により、一見さん(短期イベント)への貸し出しを断るガス屋さんが増えています。 「機材は届いたのに、ガスがなくて使えない!」という事態を防ぐため、レンタルの予約をする前に、必ず地元のガス屋さんに確認を取ってください。
ガス手配不要?「カセットボンベ式」という救世主

「地元のガス屋に全部断られた……」 「プロパンガスなんて怖くて扱えない」
そんな幹事様の救世主となるのが、「カセットガス式の業務用焼き鳥器」です。 家庭用のカセットコンロと同じボンベを使用しますが、業務用に開発されているため、それなりの火力を出せます。
- メリット: ガス屋との契約不要。コンビニやスーパーで燃料(ボンベ)が買える。
- デメリット: プロパンに比べると火力は劣る。ボンベ交換の頻度が高い(コストがかさむ)。
小規模なイベントであれば、このタイプを指定してレンタルするのも賢い選択です。
煙も味のうち!でもクレームには注意

焼き鳥器を使う以上、「煙」からは逃げられません。 鶏肉の脂が熱源(バーナー)に落ちることで、あの食欲をそそる煙が発生します。
- 風向きを考える: 煙が隣のテントや、お客様の食事スペースを直撃しないように設置する。
- 下に養生をする: 飛び散った油で床がギトギトになります。ブルーシートやダンボールを必ず敷きましょう。
【裏技】生焼け防止には「ボイル串」
素人が生の鶏肉から焼くと、外は焦げているのに中は生、という失敗が起きやすいです。 失敗を防ぎ、回転率を上げるなら、最初から火が通っている「スチーム(ボイル)済みの焼き鳥串」を仕入れるのがおすすめです。 これなら「温めるだけ」で提供できるので、食中毒のリスクも激減します。
まとめ:熱源さえ決まれば、あとは焼くだけ!
焼き鳥器レンタルは、イベントの主役になれるポテンシャルを持っています。 「ガスが手配できるか?」「電源容量は足りるか?」 この2点さえクリアできれば、あとは焼いて売るだけです。
当店の焼き鳥器レンタルラインナップ
- 火力最強!プロ仕様の「ガス式(大・中・小)」。
- 屋内でも安心の「電気式」。
- ガス手配のお悩み不要!「カセットボンベ式」も在庫あり。
「自分の地域でガスボンベが借りられるかわからない」 そんなご相談にも乗りますので、まずはイベントの計画段階でお問い合わせください。




